298: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/10/05(月) 04:01:48.39 ID:D2uU4S3W0
大将「…勇者殿が、国家転覆を?」
憲兵「ええ。
例の暗殺事件も、下手人は勇者殿で間違いありません」
大将は少し思案顔を見せたが、
大将「なに、それがどうしたのだ」
すぐに、普段の顔に戻った。
憲兵「……………は?」
大将「さぁ、行くぞ。
軍議だ。
どうした?突っ立っていては始まるまい」
憲兵「いえ。
事態が、おわかりなのですか!?」
大将「…そうさな。
まぁ、しいて言えば、
事態は早急ではないと言えるが、
…何、先に始末しておくのも一手か」
憲兵「!?!?!?」
ドアが蹴破られ、
雪崩れ込んで来る衛兵たち。
それを目にし、理解した。
………国家転覆など、
既に終わっていた事を。
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