魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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282: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/10/05(月) 03:39:21.13 ID:D2uU4S3W0



勇者「言うじゃん、らしくない。
   …まぁ、いいよ。
   じゃあ、なにから聞こうかな」


腕から雷が消える。
少しだけ不満気に、勇者は全身に漲らせた殺気を解いた。


賢者「質問は私達がするのよ。
   あなたに選択権があると思わないで」

勇者「私達?ふぅん。
   戦士は、本当の君の仲間なの?」

賢者「っ………!
   ええ、そうよ。
   彼は、私の仲間」

勇者「君の仲間は殺し屋でしょ。
   身体に死臭残ってるよ」

賢者「侮辱は許さないわ。
   私達には私達のルールがあるの」

戦士「やめろって。
   …勇者は、ここに、何しに来たんだ」


敵意は決して消えないが、
とにかく戦闘は避けられたようだ。
賢者もまた剣先を下ろしている。


勇者「んー………」

賢者「答えなさい。
   ここで何をしているの?
   なぜ、近衛師団が派遣されないのか、
   あなたは、知っているのかしら」






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