280: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/10/05(月) 03:37:27.76 ID:D2uU4S3W0
戦士「じゃ、どうやって、床を割ったんだ」
勇者「内緒」
戦士「…へいへい」
勇者「時間稼ぎ、楽しい?」
戦士「………いいや」
勇者「この下も懐かしいなぁ」
戦士「来た事あるのか?」
勇者「ま、そーなるね」
やばい。全く信用されてない。
戦士「あー、聞け、勇者。
俺がここに居るのには訳があるんだ」
勇者「………仕方ないなぁ。
そんなに言いたいなら聞いてあげるよ」
戦士「おう。
…頼む、聞いてくれ。
だから、それまで手を出すな。
………お互いに」
勇者「……………ちぇ。
ほんとに、気配を殺すのが上手いね。
君ほど相性の悪い敵は居ないよ」
賢者「悪いけど、聞けないわ、戦士。
この子は危険なのよ。
私は、この子だけは、
殺せる時に、殺すわ」
勇者「やってみなよ。
………きっと、共倒れだね」
賢者「………ッ……」
どこから現れたのか、
賢者は背後から勇者に剣を突きつけるが、
勇者の右手には既に魔力が練られていた。
僅かに纏った雷霆にどれ程の威力があるのかは定かではない。
しかし、そもそもこの距離では、勇者とて無事では済まないだろう。
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