魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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244: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/19(土) 02:45:53.38 ID:HzNUYnay0



賢者「上、静かになったわね」

戦士「近衛師団が来たのかなぁ」

賢者「……いいえ、来ていないみたいよ。
   今使い魔に探らせてるけど、
   魔研には誰も来る気配がないわ」

戦士「…じゃ、執行部隊は?」

賢者「今、知覚して………」


賢者の顔がみるみる青くなる。
まるで喉元に刃を突きつけられたように。


賢者「……………嘘。
   なんで、アイツが」

戦士「ど、どうした?
   なんかあったのか?」

賢者「…ありえない。ありえない!」

戦士「お、おい!なんだ、急に…」


賢者が怯えるように抱きついてきた。
触れてみて初めて、彼女の身体が震えているのがわかる。
…賢者をここまで怯えさせる存在は、
…恐らく、一人だけ。
身体が風に包まれる。
賢者の身にまとう風魔法は、身体の雷とやらを隠すらしい。


賢者「…アイツが、来てる。勇者が」






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