魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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214: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/19(土) 02:21:46.37 ID:HzNUYnay0



盗賊「はぁ、魔研に?」

戦士「ああ。
   お前の権限で入れないか?」

盗賊「そうですな。
   鍵開けは数少ない取り柄ですから。
   その気になればどこにでも入れますが」

戦士「そういう事じゃねえよ。
   正規の手段で入りたいんだ」

盗賊「できない事もありません。
   ですが、なぜ魔研にこだわるのです?」

戦士「ちょっとな。用があるんだ。
   訳は話せないんだが、護衛の報酬に上乗せさせてくれ」

盗賊「ふーむ…。
   ま、そう言われれば仕方ないですな。
   なに、勇者殿の話をちらつかせれば、
   見学くらい断られる事はないでしょう」

戦士「勇者に迷惑がかからないか?」

盗賊「恐らく事後承諾で問題ありません。
   便宜をはかってくださると思います」

戦士「へぇー。
   信頼されてるんだな」

盗賊「はは、信頼とは少し違います。
   私は勇者殿を裏切れませんから。
   弱味を握られておるんです」

戦士「お前って、人に弱味を見せるような人間なのか?」

盗賊「ま、人には色々あるという事です。
   何時ごろにしましょう」

戦士「そうだな、夕方頃がいい。
   魔研では日がな研究してるんだろ?」

盗賊「研究員は常におりますが、
   ずっと研究しているわけではありません。
   では4時ごろにしましょう」






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