209: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/19(土) 02:17:05.51 ID:HzNUYnay0
戦士「んー…じゃあさ。
俺が勇者の話を、盗賊から聞き出して…」
賢者「聞き出せたとして、信頼性の低いソースじゃ意味ないわ」
戦士「………あー、もう、どうすりゃいいんだよ」
賢者「そもそもあんたにそんな真似できるの?
相手はずっと闇社会で生きてきた人間よ。
棒振りに一生を捧げてるあんたの交渉術に期待はしてないわ」
戦士「どーも、すいませんでした」
賢者「…戦争になれば勝てないけど、
せめて一人くらいは抑えないと」
戦士「んーあー………。
つまりは勇者の素性がわかればいいんだろ。
それも確かなソースで」
賢者「そうね。
あ、王城に居ればって話をしてたわね。
あれは惜しかったと思うわ。
執行部も王城内じゃ荒事はできないから」
戦士「お、おう」
賢者「でも結局、嘱託って事で現実的じゃない。
例えば盗賊が、軍籍に身を置けば、
上を説得するのに割といい線行くと思うんだけど」
戦士「でもあいつ、軍籍なんて絶対無理だと思うぞ」
賢者「そうね。私もそう思うわ。
…あー、勇者の素性が謎なのが問題なのよ」
戦士「ん?」
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