196: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/19(土) 02:04:16.22 ID:HzNUYnay0
盗賊「ははは、旦那も勇者殿と同じで人使いが荒い」
戦士「協力するっつったのはあんたじゃないか」
盗賊「確かにそうですが、そのご依頼は、
私個人ではなんともなりません。
なにか対価を頂かなければ」
戦士「金か?」
盗賊「金は必要なものですが、
今のところ私は金には困っておりませんので…。
そうですな…」
戦士「つっても俺は貧乏だし、
売り物になるもんはねぇなぁ」
盗賊「では、護衛をしていただきましょう」
戦士「護衛?」
盗賊「実は私は今、命を狙われておりまして」
戦士「はぁ?」
盗賊「言ったでしょう。
王都の事なら、大抵の事は私の耳に入ってきます」
戦士「きな臭い事はごめんだぞ。
ただでさえ中央王国には用が残ってるんだ」
盗賊「いえいえ、これは旦那にも関係する事です」
戦士「俺に………?」
盗賊「ええ。
私の命を狙っておるというのは、
執行部隊ですから」
585Res/472.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20