魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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153: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/12(土) 00:44:35.53 ID:woiMU4L00



見習「その認可が降りたのが、
   王室の魔研への査察の後です。
   なんかプレゼンしたんでしょうね。
   査察に来たのは国王やら宰相やら、
   お偉いさんばっかりです。
   当然近衛師団長も居ました」

賢者「…うふふ。
   いい度胸じゃない。
   あんたの考えが正しいなら、
   魔法への冒涜だわ」


中央王国は魔法技術に対し否定的な文化を続けてきたが、
表立って魔法排斥を謳うようになったのは、
今から2年前の事だ。
例の魔力炉保有問題に対し鉱山都市を支援する姿勢を見せた、
その数カ月後。

魔力とは未だ解明されていない力だ。
個々の肉体に宿りし、正体不明の意思の力。
研究は進んでいるが、魔法学院は魔力の解明には消極的で、
どちらかと言えば魔力を純粋なエネルギー資源として捉えているのは、
中央王国の方だと言える。


見習「魔力がどういった力なのか解明しようとする研究は、
   長らく鬼門とされていましたが、
   そこに一石を投じる魔法使いが現れました」

賢者「…あの子ね」

見習「魔法を使わなければ他に動力と言えるものは、
   ゼンマイバネくらいのものです。
   それじゃあとても力不足だ。
   しかし魔力を用いれば鉱山都市で数多く実用化されている、
   採掘機械たちを動かす事ができる。
   これは文明レベルの崩壊です。
   魔法の王国とてただ動かぬわけはありません。
   いずれ魔女も捕らわれるかもしれませんし、
   長い時間をかければ魔力炉も解析できるでしょう」





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