97: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/04(金) 00:10:42.85 ID:KfQkdvPD0
言うだけ言って、ギルがその場を立ち去っていく。
それを見やり、ナナが抑えめの声でロミオに呟いた。
「ギル、ずっとロミオ先輩のこと気にしてたんだよ……言い過ぎたって」
「……さ、帰ろ!ロミオ先輩がいないと、皆無口だからやりづらくてー」
ナナの暖かい言葉に、今にも泣きだしそうな顔のロミオが、今度は私の方に視線を向ける。
積もる話も色々あるけど、
「帰ってきて、いいんだよ」
今はこれだけ、伝えておいた。
「……そう、だな……よっし!元気よく帰ろう!」
534Res/441.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20