【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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47: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/17(月) 23:15:02.60 ID:pULMqkzL0

近接攻撃を弾いた隙を突き、赤いアラガミの右腕がギルの胴体を直撃する。
壁際まで吹っ飛ばされたギルにアラガミがにじり寄ったところで、ヤツの頭部に弱点属性である雷バレットが撃ち込まれた。
苦しみつつも振り向くと、そこには何の変哲もない壁があるのみ。
呆気に取られたアラガミの側頭部にまたも雷バレットが撃ち込まれ、ヤツの頭部が結合崩壊を起こす。
痛みに悶え、怒り狂いながら撃たれた方向に振り向くと、余裕を保った表情のまま、銃形態の神機を構えるハルオミさんの姿があった。
今度こそ標的を見据えたアラガミは即座に背面のブースターを起動し、左腕の狂刃を展開させる。
その瞬間、神機を近接形態に変形させた私の背後からの"ブラッドアーツ"により、高速移動の要となっていたブースターも砕かれた。

跳弾の"ブラッドバレット"。
壁や地面といった地形に反射する性質を持ったバレットで、戦闘では攪乱や不意打ちに用いることができる。
事前にシエルに協力してもらいながら作成したバレットだけど、どうにかこれでヤツの注意をギルから逸らすことに成功した。
さて、ここからが正念場だ。

翼を捥がれたアラガミが、ゆらりとこちらに向き直る。
私が神機の大盾パーツを咄嗟に展開させるや否や、滅茶苦茶な勢いでヤツの仕込み刃が叩き込まれた。
防ぐので精いっぱいで、避けることもままならない。
凄まじい剣圧と多彩な角度からの攻撃により、大盾パーツが悲鳴を上げて軋み始める。
あの"感応種"との一戦から、幾種の大型アラガミを相手取る経験を重ねてきた今なら、と思っていたけど。
……とんだ見当違いだったみたい。


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