396: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/07/04(月) 01:02:10.72 ID:aKA3ejTTo
「――これで報告はおしまい……くれぐれも、ユノには内緒でお願いしますね」
……正しくは、つながらないと思っていた。
ラケル博士の研究は、今も続いている。
しかもそれは、いいように扱ってきた姉の離脱と、こうした情報の漏洩を許すほどの段階に達していた。
「……あぁ!忘れてた!このスクープに大いに貢献してくれた、フランさん!」
「なんかフライアがキナ臭いし、本人の希望もあって、サカキ博士が極東支部に連れて来たみたいですよ?」
尤も、後者に関してはサツキさんがタイミングを見計らったのもあるだろうけど。
ともかく、ラケル博士はまだ患者達を手放してはいない。
前例を考えれば、既に手遅れになってしまっている可能性もある。
だけど、まだ私達で食い止められる範囲である可能性も残っている以上、確かめない手はなかった。
一連の報告は、既にサカキ博士に通してある。
アスナちゃんの件に関してジュリウスに送ったメールは、まだ返ってこない。
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