39: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/17(月) 22:34:01.70 ID:pULMqkzL0
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"ブラッド"がフライアから極東支部へ、一時的に拠点を変更した際の変化が一番大きいのは、活動環境だろう。
フライアにいる頃に経験した任務は、所謂実地訓練の延長線上で、
極端な事を言えば、ただアラガミを討伐するだけでいい場合が多かった。
しかし、極東支部での任務は、より多岐にわたる条件、状況の元で臨まなければならない。
私達"ブラッド"の支部での役割は、第一部隊のサポートと、その他種別の任務をこなす遊撃的な性質のもの。
基本は少数部隊ながら、隊長を除いた構成員の練度が不足している第一部隊の穴を埋める名目として、
支部や"サテライト拠点"に接近するアラガミの討伐を務めることになるけど、
状況に応じて外部居住区前線の防衛任務や、優先的に"感応種"の討伐任務に向かうなどの場合もある。
これは支部の神機使いの活動を補強するものである他、
多目的な用途での"ブラッド"の実用性を証明するための、フライア及び本部の思惑も含まれている。
また、極東支部に限った話ではないけど、ここの神機使い達は何れもその環境に場慣れしている。
"ブラッド"個々人の能力が高いけど、
チームとしての連携や拠点防衛への対応、地形に対する知識などは彼らに一日の長があるだろう。
未熟とされる第一部隊の構成員にしても、基礎の段階でそれらの教えが染みついているからこそ、今日まで生き残っている。
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