21: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/14(金) 20:20:33.15 ID:l08ZVGCi0
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アラガミを構成する自律した細胞群、"オラクル細胞"には、捕喰の傾向を決定づける"偏食因子"と呼ばれる物質が備わっている。
その作用により、アラガミは"偏食場"という特殊な信号―パルス―を体から常に発する。
アラガミが群体行動をとるのは、"偏食場"同士が互いに共鳴し合っているためであり、同様のパルスである場合、特にその傾向が強くなる。
同様に偏食因子を用いる神機使いの第2世代、所謂"新型"同士によって起こる"感応現象"も、
こうしたアラガミの生態に起因したものとなっていて、
微量ながら人間の脳にまで入り込んだ"偏食因子"が一部の脳神経と結合、共存することによって、
より強力な脳波という形で"偏食場"が発現している、という本部の極秘研究結果が、2071年に発見されている。
また、この感応能力を強めれば、アラガミの"偏食場"をもコントロールすることが可能であり、
その応用としてアラガミの兵器化を目論んだ本部による、"新世界統一計画"が同年、極東にて断行されたこともあった。
ただ、計画は結局頓挫し、首謀者のガーランド・シックザールが起こしたクーデターとして、関与を否定した本部に処理されてしまっている。
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