153: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/09/29(火) 00:46:55.74 ID:xjyru10jo
「皆、不安なのはわかるけど……ジュリウス1人が離れているなら、私達の方から信じないと」
「ジュリウスだって、こんな状況でも私達なら大丈夫だと踏んだから、行動に移してるんだと思う」
「……綺麗事はいい、お前はどう思ってるんだ」
「……正直、私もちょっと不安かな」
「でも、まずは信じてみなきゃ……こんな現場にいるなら、尚更ね」
「……そっか、そうだよね」
「……すまなかったな」
「こんなことで躓いてたら、それこそロミオに笑われちまうか」
だから、彼らとジュリウスをつないでおくのが、副隊長としての私の仕事だった。
姑息な手段でしかないけど、少なくともこの立場にいる間なら、彼らも私の言葉を聞き入れてくれるだろうから。
「……難しい話してたらお腹空いてきちゃった!ラウンジ行こー!」
「お前はいつもだろ……まぁ、付き合ってやるか」
「ごめん、私は部屋で報告書類まとめとかないと」
「……副隊長」
「うん?」
「……いえ、何でもありません。今回の任務も、お疲れ様でした」
「お疲れ様。ここのところ連戦続きだったから、しっかり休息を取っておくように!……なんてね」
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