男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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◆SetoseN//M
[saga sage]
2016/02/14(日) 16:01:08.46 ID:jPRmxhx6o
男「数が足りないって、どういうこと?」
男「色々考えられるけれど」
初「あ、別に消えたわけではないから安心してね、流石にそれだったら気付いてるから」
男「うん、それは安心だね」
男「しかし、消えているわけではなく君の数が足りていないということは」
店主「悪いけど、分離時のミスとは考えにくい」
店主「分離時に何体か抜けたならその場で気付くだろうし、そもそもに」
初「私に逃げるメリットがないからね」
男「集合霊じゃなくなって、自由意志が無くなり存在しないはずの実家に向かった可能性は?」
店主「わからない、が少なくとも逃げられたという感覚はなかった」
男「ということは、最初から足りていなかった」
男「もしくは、どこかで分離してしまったか」
初「んー、わかんないね」
男「君にその自覚が無いのがなぁ」
男「厳密には君は集合霊ではないからそういうのわからないのだろうけれど」
店主「だろうな、集合霊ではなく存在が重なっているだけだから自分の一部を失ったという霊的な痛覚は備わっていないだろう」
店主「仮に備わっていたら、初を分離する際に死ぬほど痛がっていたはずだからな」
初「え、そんな痛いかも知れなかったのそれ」
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