男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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6: ◆SetoseN//M[saga]
2015/05/17(日) 16:56:46.80 ID:iieHGl5bo
店主「というかだねぇ、君」

男「うん?」

店主「そもそも昨日の時点で連絡をくれていれば俺も何かしらの準備をだな」

男「いや、辻神からの疱瘡神、それで刀持って山までお参りだよ?」

男「流石に疲れたんだ、勘弁してくれないかな」

男「そもそもに連絡と言っても連絡先が無いじゃないか」

店主「言われてみれば、確かに」

店主「何かしら用意した方が良いのだろうか」

店主「そうか、俺はこの時代を全然理解出来ていないのか」

店主「なるほど、知識はあろうと意識にはなっていない」

男「ま、それはどうでもいいや」

店主「どうでもいいのか」

男「僕の話の方を聞きたいんだろう?」

店主「そうだそうだ、そうだった」

店主「話せ話せ、何が引っかかっている?」

男「さしたる証拠もないからあんまり言いたくは無いのだけれど」

男「ざっくり言うと半吸血鬼の性格かな」

店主「退魔士の家だったか、ここいらだと名が通っていたようだが」

店主「当然現在じゃあ退魔士業は廃れているわな、普通の家とさして変わらんだろう」

男「そ、あの子の破滅的なまでの人外嫌い、足どころか身体を半分突っ込んでいるにも関わらず、非常に憎んでいるように見えるよね」

店主「家が廃れたせいって話か?」

男「そうだったら分かりやすいんだろうさ」

男「でも彼女はそもそも自分の家のことを話そうとはしない」

男「と、言うことは退魔士としての家の復興などが目的ではないと考えられる」

店主「ふむ」


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