男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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5: ◆SetoseN//M[saga]
2015/05/17(日) 16:54:46.98 ID:iieHGl5bo
男「そんなポンポン人に死なれても嫌だから、そこのところはいいけどさ」

店主「引っかかるものがあるみたいだねぇ、君が巻き込まれやすいのは知っているんだろう?」

男「そこに文句はないさ、必要経費の様なものだろう」

店主「君たち二人でいる為のね、今は一人で一匹か」

男「霊を匹で数えるんじゃあない、というか何で今日は店にいれてあげないのかな」

店主「前回は吸血鬼ちゃんに押し入られただけで、ここはそもそも人間以外立入禁止だよ」

店主「そういう小屋なのさ」

男「あぁ、この小屋自体も不可思議なんだったね、ログハウスって方ばかり目が行って忘れがちだね」

店主「そもそもここがログハウスだということに気付くのも普通は難しいんだがね」

男「ぬらりひょんのせいかな?」

店主「そう、この小屋とは相性が良いのでぬらりひょんは俺よりもこの小屋に混ぜちゃいるのだが」

店主「パーツを俺と共有してしまっているせいで、ここからあまり離れられないのが玉にキズだね」

男「ご隠居生活にしてはアグレッシブに移動出来るようだが」

店主「この前気が向いたから極地にオーロラを見に行ったんだが」

男「いきなり地の果てまで行ったね」

店主「いやー、寒かったね、生身の人間じゃ死んでたな」

男「もしかしてその服のまま?」

店主「そうだが」

男「夏服で行くのがおかしいんだよ、常識知らずとかそっちの方かな」

店主「あー話が逸れてるな、いや逸らされたのか、引っかかるのはそこじゃないんだろ?」

男「あら、戻すんだ」

店主「いたずら好きな性格は治らんもんだな、こういうのが楽しくて仕方ない」

店主「話したくないことを話させるとかな」

男「全く、いい性格しているよ」

男「あまり話すようなことじゃないと思うんだけどね、女が中にいないから話してもいいか」


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