男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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◆SetoseN//M
[saga]
2021/04/18(日) 21:44:11.15 ID:hQfvYly/0
男「まぁ、そんな感じかな、ざっくりとだけど」
「つまり、他人に認識されなくなったことで効力を発揮出来なくなった」
「そのルールとやらを直したいと」
男「問題は、僕が他人に認識されなくなった、ということだと思うのだけれど」
ク「私には何も変わりなく見えますけれど」
「問題はそこじゃろう、男がどこか変には見えないのだ」
男「ここに入った時点からその可能性は諦めていたけれど」
男「憑物、みたいなことではなさそうだね」
男「不可思議屋のやつめ、結局あの占いだか予言だかみたいなのが悪さしてるじゃないか」
男「いや悪さするところまでセットでらしいとも言えるけれど」
ク「不可思議屋、とは?」
男「ほら、ここのお守りの出張販売というか、そんな感じのやってる」
男「え、いや、待って」
男「知らないのか?」
「うむ、そんな店は知らんぞ」
男「えーっと、そうだね、何個か質問いいかな」
ク「えぇ、どうぞ」
男「荒神、犬神はクーちゃんと僕の二人だけで?」
ク「治めましたね」
男「同ちゃんは?」
ク「少し前からどこかに行っている、のでしたっけ?」
男「初はわかるけれど、女のことは?」
ク「存じません」
男「つまり、どういうことかな」
男「あー、ちょっと考えさせて」
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