男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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310: ◆SetoseN//M[saga sage]
2019/07/25(木) 20:05:51.99 ID:gXSwRJUVO
男「それだと不可思議のルールが、前提が破綻してしまうから」

店主「と言うと?」

男「いくつか思いつくとは思うけれど、まず第一は」

男「解決策や対処法が必要なくなってしまうこと、かな」

男「犯人がいるのであれば、不可思議を対処するのではなく、犯人をやっつければいいだろう?」

店主「そうだろうね」

男「そして、最も問題なのは」

男「誰も言って回らなくなってしまうことが正しい対処方法になってしまうことだね」

男「不可思議はそれでは存在出来なくなってしまう」

男「故に、不可思議との出会い方は唐突であるし」

男「そこに人の悪意は介入しない」

男「人が人に不可思議を押し付けるなんてことはあってはならないし」

男「むしろ、不可思議の領分を人間が犯してしまい云々だとか」

男「不可思議が存在して、そこに人が偶々遭ってしまうだとかそういう風に」

男「あるべきなんだ」

男「少なくとも僕はそう思うよ」

店主「ルールの方から、不可思議の成り立ちから逆算するとそういう考え方になるのだろうね」

店主「実際そういう視点は人間はそうだし、不可思議も持たないのだよ」

男「そうかな」

店主「君はどうして、何のために自分は生きているのだろう、存在しているのだろうって考えて生きているかい?」


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