男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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◆SetoseN//M
[saga ]
2017/09/26(火) 15:07:23.42 ID:MVYRDCrKo
店主「いや、定義の話であったならそれでいいのだが、残念ながら続きがあるんだ」
店主「登った先が存在してしまったら、その先に行ってはいけない」
店主「帰ってこれなくなるのだから」
男「帰ってきた人がいないなら、その話は成り立たないじゃないかという話は」
店主「消えるのを目撃した人がいれば解決するね」
男「まぁ、そうだね」
男「純粋階段というのは当然だけれども建物の外側にある」
男「だから登っている人を目撃した人が偶然か、故意にかはわからないけれど存在して」
男「登りきったところで、消えるように見えるマジックでもすれば一応登りきると消える階段のような噂話は完成する」
男「でも、それだと不自然だね」
店主「あぁ、登った先が存在してしまったら、という部分の説明がつかない」
店主「つまり、最低でも見えない何かに踏み込んでいって消える、見えない足場を歩いていって消える等のギミックも必要になる」
男「要は、これは異世界への入り口とか、神隠しとかの失踪系の話だというわけだ」
店主「そうなるね」
男「今時失踪系の話なんて確かに珍しいけれど、面白いかと言われると微妙かな」
店主「手厳しいね」
店主「しかし、どうかな、なんて俺がその噂を知っているのか気にならないかな」
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