男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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◆SetoseN//M
[saga ]
2017/05/16(火) 16:24:41.66 ID:YDkHVFDMo
男「かまいたちは、鎌を持った獣の妖怪だけど実際には瞬間的に真空が発生することで物や人を斬っている〜みたいなね」
店主「実際には、乾燥等で気がつかないうちにぱっくりと切れていたって話だね」
男「かまいたちにぶつかられて、よろけている内に斬られ、薬を塗られるから痛くないっていうのは実際には衝撃を受けた時にぱっくりといくからで」
男「風と関連付けされるのはそもそもに乾燥しやすい季節だったり、強い風が肌の乾燥を促すからとかだったかな」
店主「事実でなくともそれらしい理屈をつけてあげるというのは大事だったりするんだよね」
男「その方が覚えやすいし、人に話したくなるとかメリットは多いよね」
男「それでだ、女を連れてこなかった理由だけれども」
店主「あぁ、やっぱり理由があったんだね」
男「あの手鏡、割ったりしてしまうとどうなるのかなってさ」
店主「幽霊が住んでいるからね、そう割れることはないはずだけれど」
店主「仮に壊れたとすると、中の女ちゃん達は出て行くはず、つまり元通りだな」
男「特にリスクはない、と」
店主「そういう君が心配することは無いけれど、あれをもう一回作ることは非常に難しいという」
男「それなら問題はないかな」
店主「鏡を渡した時に聞かずに、わざわざ一人で聞きに来るなんて面倒なことをするね君は」
店主「そう言えば面白い話を耳にした」
男「なんだい?」
店主「純粋階段って知ってるかな?」
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