男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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194: ◆SetoseN//M[saga]
2017/02/03(金) 18:58:14.84 ID:1QAOUG10o
「やつは詰まる所、人間を信頼していないのだ、元があれじゃからの」

男「どういう意味?」

男「あぁ、いやごめん、わかった」

男「僕が確率的に普通の人より遥かに高く不可思議の被害に合うのを防ぐ目的で魔除けを持っているということは」

男「それが、他の人の襲われる確率を結果的に上げているということになって」

男「それに気付いた僕が魔除けを持たなくなることを嫌って、それを僕に伏せようとしたってことでいいのかな?」

「そういうことじゃ、それが不愉快でな、しかし知っての通りここから出れぬ身でな」

「会いに来いと貴様に催促するしかなかったのじゃ」

男「電話で話すの好きじゃないもんね」

「あれで長々と話すのはどうにも慣れんでな」

男「というかまだ隠れ家から出れないんだ」

「神域内であればもう自由に動けるのじゃが、巫女様がお怒りでな」

男「あぁ、クーちゃん不機嫌そうだったね」

「まぁ、神の力としては同じものを使っておるからの、自分の力をほぼほぼ使い果たされたとなれば不愉快だということはわかるが、何もあそこまで怒らぬでも」

男「いや、不機嫌だったのは、そんな状態まで力を使って心配を掛けさせたことが原因だと思うけれど」

男「ま、元気そうで僕も安心したよ、神も体調を崩すものだと感心もしたけれど」

「なんじゃ、もう行くのか」

男「不可思議屋にも呼ばれていてね」

男「悪いけれど、今日はこの辺でお暇させてもらうよ」

「またの、土産話期待しておるぞ」

男「それは無い方がいいんじゃなかったのかな」

「かっかっか、お主には無理な話じゃろうて」

男「じゃあ、また」


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