男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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◆SetoseN//M
[saga sage]
2016/06/18(土) 21:26:21.85 ID:okAYiLYWo
だから僕は考える癖がついたのかも知れない、違和感や少しの情報の裏側を、原因へと思考の手を伸ばす癖が
僕らのルールの根幹や不可思議に逢った時の僕や女の対応というのは、僕らのルールが発生したからそれに合わせてというものではない
当たり前かもしれないが、実際には僕らは元々その様な癖があって、そこにルールが入ってきてより強調されているだけで
昔から、女は厄介事を抱え込み、僕は女の後を追う
そう言う関係性自体は何も変わっていないのだ
だからこそ、あの反応には強い違和感があったのだ
僕の代わりに死に続けた彼女は今までどんな表情だったかを考えれば一目瞭然だ
決して泣かずに笑って僕の前で死んでいく女が、僕の前で涙を流したのだ
似たような痛みをよく受ける同の反応を見れば女が普段どれだけ無理しているかわかるだろう
その女が泣くつもりがなかったということは、僕に言いたくない何かであるのはその時点で確実で
その後の女の反応なんて、必要もなくわかっていた
女が泣いた原因には、僕が関係していると
そして、大体原因も絞れている
会話の流れから、僕が覚えていないこと、正確には僕のみ知覚出来ない補完された女の
存在したことになった間の記憶や記録
それが原因なのだろう、詳細はわからないが
腹立たしいことに、あの二人はその理由を理解していそうと言うことだが
あの二人はむしろ、女がいなかった間の方の記憶が朧気になるのだから当然ではあるのだが
その上で僕にそれを教えず、女を追えとだけ言ってくる所だ
むかついていても仕方ないので、追ってはいるのだが
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