提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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4: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2015/05/09(土) 21:53:35.27 ID:NPpYpUnM0
龍驤「台本とかはいつ用意するん? かなり時間かかるやろ?」

提督「よくぞ聞いてくれた! この日のために書き溜めておいた!」

龍驤「おぉう? 近頃、キミからの指令が少なかったんは、それを用意しとったからか」

提督「そういうことだな」

龍驤「そんなんでこの鎮守府は大丈夫なんか?」

提督「それは安心してくれ。交渉式神を派遣してあるからな」

提督「制海域は概ね変化なしだ」

龍驤「は? え? うん、大丈夫ならええけど」

提督「これ台本、出演者も書いてあるから声をかけておいてくれ」

龍驤「ふんふん、なるほどなるほど。主役はーっと……」

龍驤「……瑞鶴かぁ」

提督「演目は狩人の話、主人公は元気な少年だからな」

提督「ぴったりだと思ったんだが、どうだ?」

龍驤「ええんとちゃう? キミにしてはよく考えてるで」

提督「俺にしては、は余計だろ」

龍驤「あははは、ごめんって」

提督「ちゃんと龍驤の役もあってな」

龍驤「後で見とくから説明はええよ」

提督「そうか? なら他の艦娘に台本を渡してきてくれ」

龍驤「了解ー」

提督「よろしく頼む」

提督「なぁ、龍驤」

龍驤「なぁに?」

提督「いや、何でもない」

龍驤「そう? じゃあ行ってくるね」

元気な声を出して、執務室を後にする。

提督「……全然伝わらないな」

嘆息して、引き出しの中にある黒い小箱と一枚の書類を眺める。





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