提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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◆zqJl2dhSHw
[sage saga]
2016/04/10(日) 23:07:36.78 ID:fna7Hy4H0
――船渠――
雷「いやー、出撃後のお風呂は気持ちがいいわね!」
雷は劇の練習が終わった後、阿武隈、鳳翔、日向と共に対潜哨戒へ向かった。
旗艦としての初出撃であり、緊張がなかったといえば嘘になるが、任務を全うできた。
雷「暁もそう思わない!?」
戦意高揚のまま姉に同意を求める。
暁「そうね」
雷「何よ、元気ないじゃない」
暁は出撃した時のことを思い出していた。
仕留め損ねた潜水艦からの雷撃。随伴艦はそれから暁を庇う。
撃ち漏らしたことや回避できなかった事の悔しさ、仲間が傷つく事への焦燥感が募っていた。
そんな暁に仲間は異口同音に伝える。
『共に闘い、共に帰ろう』
その言葉を胸に、暁は最奥に潜むヨ級flagshipを撃退する事ができた。
暁「仲間がいないと闘えないわね」
雷「あたりまえじゃない。単横陣が組めないんだから」
暁「そういう意味じゃないわよ」
雷「じゃあ、どういう意味よ。けど、仲間って大事よね。雷達が力を合わせたら長門さんだって追い詰められたんだもの」
暁「そうね。長門さん、今度加賀さんと龍驤さんを相手に演習するんだけど、勝てるのかしら」
長門「勝てないな」
雷「長門さん!」
長門「不覚にも軽く気絶していた。那珂の訓練はなかなか堪えるな。祥鳳はすでに上がっているようだが」
雷「それより長門さん、勝てないってどういうことなの」
長門「文字通りの意味だ。私では彼女達には勝てない」
雷「だったら何で」
長門「勝てないからと言って避けては通ることができないからだ。結局の所、深海悽艦の空母機動部隊は待ってはくれない。その時に備えるために練度の高い空母と訓練をしたいのだ」
演習はあくまでも演習であり、長門はその先を見ていた。
負けること自体は当然悔しいが、本当の敗北に比べればどうということはなかった。
暁「じゃあ私が長門さんの随伴艦に付くわ! 実戦を想定するなら艦隊を組んだほうがいいもの」
雷「なら雷も付くわね。長門さん1人で出撃なんてさせないんだから!」
長門「ふふふっ」
暁「何か変なことを言っちゃったかしら?」
雷「そんなことないと思うけれど」
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