提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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237: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2016/04/02(土) 23:51:45.86 ID:AITBL+Oo0
鳳翔「はい、ここまでです。皆さんお疲れ様でした」

電「やったのです。ようやく、通しでできたのです!」

島風「……加賀さん、瑞鶴さんおっそーい」

加賀「面目次第もないです」

瑞鶴「本当にごめんね」

直情型の瑞鶴と隠れ直情型の加賀。演技は苦手だった。

那珂「島風ちゃん、語り部お疲れ様! すっごく上手だったから那珂ちゃんびっくり」

島風「那珂さん、ありがとうございます。あれ? 観艦式部隊の皆は?」

那珂「皆一生懸命、操舵訓練(レッスン)に着いてきてくれたよ! 潮ちゃんと隼鷹さんは最後までやりきってくれたんだよ☆」

ぞっとしない話だった。参加者の長門と祥鳳は那珂の訓練に耐え切ることはできなかったと言っている。

戦艦も空母も普段の訓練は非常に厳しい。

搭乗員妖精が「全なる一」に戻ってしまうこともままある。

那珂が水雷戦隊を訓練する時は、それらの訓練に負けず劣らずの上、常に『笑顔』を要求される。

疲労の蓄積が桁違いだった。

隼鷹に連れられ、長門と祥鳳は入渠中。

潮と漣は劇部隊と話をしている。

那珂「そうだ! 漣ちゃんは途中で対潜哨戒に出ちゃってたよね☆ 今から追加の操舵訓練(レッスン)をしよう!」

漣「はにゃ〜っ! ナカバレ〜※2」 ※2:那珂ちゃんにバレちゃったよ、やっべ〜

水雷戦隊は常に仲間とともに闘う。

それが海戦であろうといたずらであろうとも、だ。

那珂の意識が漣に向かった刹那、最速の艦娘が起動した。

島風は那珂の精神的スイッチを切る。第四水雷戦隊旗艦のお団子が解け、垂れ髪となった。

漣「島風殿、良い仕事ですぞ! お礼は間宮なのです!」

漣と島風は互いに敬礼を交わす。

那珂「……漣さん、時間は十分ありますがうまく使わなければなりません。さっそく始めましょう」

生まれながらのアイドルは存在しない。

アイドルであろうとする心こそが那珂を艦隊のアイドルへと導いていた。

アイドルとはいえ、本質はやはり水雷戦隊旗艦の軽巡洋艦だった。

漣「徹底的にやっちまうのねっ!」

漣と潮は第六駆逐隊とは別の系譜としてここにいる。

ふざけているように見えたり、怯えたように見えたりしても、心意気は赤城と加賀にも匹敵する。

漣「駆逐艦漣、出るっ!」



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