提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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231: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2016/03/21(月) 23:24:49.34 ID:pWRMy71s0

龍驤「はい、ここまでー。ご苦労さん」

雷「翔鶴さん、すごいわ!」

電「瑞鶴さんもいつの間にこんなになったのですか?」

雷、電は五航戦姉妹に駆け寄る。

駆逐隊にとって戦艦や空母は護衛対象であり、護衛対象が強く可憐であればより士気が上がるというものだ。

暁「なんで? 何で爆撃に耐えられたの?」

響「それはとても気になるね」

暁、響は日向に駆け寄る。

駆逐隊にとって日向は何故かはわからないが、戦艦や空母よりも信頼できる艦娘だった。

暁「日向さん! なんで艦載機が爆撃に耐えられるんですか? もしかして、それがあの有名な特別な瑞……」

日向「暁」

暁「はい!」

日向「その名をみだりに呼んではいけない。君は淑女だからわかるだろう?」

暁「と、当然よ。響も聞いちゃダメなんだからね!」

響「わかったよ、暁。でも日向さん。なぜ水上爆撃機を使うのかな。あなたは長門さんよりも序列が上の艦娘だよね。大型の主砲で闘うだけじゃだめなのかな」

日向「ふむ、なるほど。その質問も最もだな。逆に響。私が純粋な大艦巨砲主義で長門に挑んだ場合、果たして勝てるだろうか?」

響「その、申し訳ないけれど、多分長門さんが勝つと思うよ」

日向「的確な分析だ。まぁ、悪くないな」

日向は響の頭を撫でてやる。暁はそれを見て何かを考える。

日向「重ねて聞くが、我々は単艦で出撃するだろうか」

響「絶対にしないね。深海悽艦も艦隊を組んでいるし、戦略的に不利になるばかりだ」

日向「そうなるな。さて、長門との力比べで劣る私の序列が上な理由はわかったか?」

暁「はい! 艦の性能じゃなくて、戦果を上げたから!」

日向「ふむ、わるくない。やはり姉というものはよく見ているものだな」

日向は暁の頭を撫でてやる。暁はご満悦だった。

日向「私に求められた闘いは長門にはできないものだったわけだ。水雷戦隊と鳳翔や龍驤、そして私。徐々に君たちも参加することになっている。響とは先に行ったな」

響は頷く。

暁「長門さんができないのに暁にできるの?」

日向「まぁ、そうなるな。想像してみてくれ、長門を旗艦に、比叡、妙高、赤城、加賀、翔鶴で艦隊を組むとしよう」

暁「レディだわ! すっごくレディだわ!」

日向「今後君に求められる闘いは、彼女たちにはさせられない闘いだ。なぜかわかるか?」

暁「燃費が悪いとか? ひよーたいこーかってやつね」

日向「その通りだ。彼女たちではただの一撃も与えられないまま一方的にやられてしまう。出撃しても戦果は皆無だ」

暁「え? なにそれこわい」

日向「それだけこの仕事は重要なわけだ。暁よ、君には期待しているぞ」

暁「暁の出番ね! 頑張るわ!」






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