提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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230: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2016/03/21(月) 23:24:02.58 ID:pWRMy71s0

龍驤「『嬉しい誤算や。ふたりとも実戦でこそ力を発揮できるみたいやな』」

瑞鶴の成長もさることながら、翔鶴が素晴らしかった。

艦爆で装甲を貫けなかった場合、通常判断なら艦攻に切り替える。

爆弾より魚雷の方が攻撃力が高いからだ。

ただし、艦攻を使った雷撃はその成果にムラがある。

期待以上の成果を発揮すれば戦艦を撃沈することができる。

裏目を引いた場合、艦爆の爆撃以下の損傷しか与えられない。

瑞鶴が撃沈させたことにも触発されず、正確な爆撃で重巡を中破にする。

中破となった重巡は戦闘離脱時の雷撃を放つことができない。

随伴艦との連携を考えると、確実に無力化できることこそ肝要であった。

日向「まるで赤城のようだな。しかし……」

龍驤は首を振り、日向を制する。この場では話す必要は無いということだった。

龍驤「『瑞鶴、翔鶴。3秒後に離脱や』」

龍驤は羅針盤を回す。

翔鶴「『瑞鶴、あれはヤバイわね」

瑞鶴「『そうだね、翔鶴姉』」

龍驤「『あぁもう、ハズレや!』」

羅針盤娘「『ハズレとかいってんじゃねー』」

草を刈り取るための大鎌のようなものが見えた。

勅令の光を灯して振り抜き、46盃の深海悽艦(仮)を送還する。

龍驤「『回すまで進めやんし戻れやん。まったく役に立たんやっちゃな』」

羅針盤娘「『文句いってんじゃねー!』」

そう言い残し羅針盤ごと霧散する。

龍驤「『2人とも良かったで。これならやってけそうやな』」

翔鶴「『まだ練度を上げないといけませんが』」

龍驤「『こんな場所や、練度は嫌でも上がるで。瑞鶴は大丈夫か?』」

瑞鶴「『意思疎通ができない相手なんてどうにでもできるって』」

龍驤「『それが心配なんや。会話が成り立つ相手が出てきたらどうすんの』」





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