提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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212: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2016/02/27(土) 23:16:29.04 ID:JciRooOY0

龍驤「なーんか聞きたいことがあったみたいやな。言うてみ?」

瑞鶴「ふーっ。龍驤、体調大丈夫なの? 急に休みになったけど」

龍驤「あははー、ありがとな。皆にはごめんやけど、二日酔いやったんやわ」

瑞鶴「そうなんだ。大丈夫ならいいんだけど」

龍驤「瑞鶴、ちょっち見ん間にずいぶん雰囲気がかわったな。何があったん?」

瑞鶴「別に何もないわよ。それより、稽古つけてくれるって言ったのはいつになるのよ」

龍驤「あれは無しやわ」

瑞鶴「昨日あんだけ脅しておいて今さらなしってどういうこと」

龍驤「脅しとらんわ! なんや瑞鶴、えらい言うようになったなぁ?」

瑞鶴「いつもと同じよ。でもなんで稽古の話を撤回するの?」

龍驤「キミを纏う空気見たら一発や、もうウチの稽古はいらんわ。加賀がなんかしたんやろな。その調子やと妖精さんの声も聞こえるようになったんとちゃう?」

瑞鶴「なんで顔も背中越しでそこまでわかるのよ」

龍驤「だてに秘書艦やってないで? この鎮守府最強の艦娘はウチやからな!」

瑞鶴「はいはい、さすがにそれは無いわよ。同時に操れる艦載機の数は加賀に勝てないし、軍艦としての純粋な性能だったら長門さんに勝てないでしょ?」

龍驤「あっちゃー、龍驤さんジョークは通じんかったか。けどな、秘書艦やから結構な裁量を与えられとんのやで?」

瑞鶴「まさか! 龍驤だけいい物を食べているとかじゃないでしょうね? 私にも食べさせてよ」

龍驤「なぁ、加賀ぁ。キミは瑞鶴に何を教えたんや? こんなこと言う娘やなかったやろ」

加賀「来る日に備えたくさん食べて体を作りなさいとは言いましたが、そのような解釈になるとは思いませんでした」

加賀の横で隼鷹が声を上げて笑い、とてもよく揺れていた。

龍驤「そういうことか。ごめんな、瑞鶴。秘書艦に期待してたみたいやけど、食べとるもんはみんなと一緒やで」

瑞鶴「そう、それならいいのよ」

龍驤「けど今日はお土産あるからな。この地域の名物、寒天菓子。果物が入った奴が美味しかったで」

瑞鶴「やった、ごちそうさまです! ん? なんでお土産があるのよ。どこかに行っていたの?」

龍驤「今日、休みにしたやろ? それで海運も漁連も海に出られんようななったからなぁ。急に予定を変えてしまったことへの謝罪に行っとった」

瑞鶴「秘書艦ってそんなことまでするの?」

龍驤「そうやで。漁連の方は顔馴染みやから謝って終わりやったんやけど、海運のほうがなぁ」

瑞鶴「何かあった?」

龍驤「初めて見る管理職の人間が出てきて、急に予定が変わったことに憤慨しとったわ」

瑞鶴「まぁ、向こうも仕事があるだろうから仕方がないでしょ」

龍驤「仕方ないわな。それで、膝をついて謝罪しろ言うから、ウチが謝ったんや」

瑞鶴「よくもそんなことをしたわね。ムカつかなかったの?」

龍驤「さすがに休みの原因がウチやったからしゃあないやろ。けどそれに飽きたらず、提督にも同じこと言うたんはちょっちなぁ」



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