提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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193: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2015/12/13(日) 23:13:54.10 ID:1rjESQhY0
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瑞鶴は呼吸力で会を作る。

離れはその延長だ。然るべき時がやってくる。

小気味良い音を立てて、蜻蛉が的を貫いた。

残心ではまだ油断しない。

弓倒しを終え、加賀を見る。

加賀「もっと胴造りを意識しなさい。艦載機の発艦がぐらつきます」

瑞鶴「はい」

瑞鶴は得心した。

確かに引き分けから注意を払っていたが、胴造りは甘かった気がしたからだ。

二本目は胴造りに注意を払った。

竜骨を通して艦首から船尾まで一体となる感覚に包まれた。

一本目と同様に的中だった。

瑞鶴は加賀を見る。

加賀「もっと胴造りを意識しなさい。艦載機の発艦がぐらつきます」

瑞鶴「……はい」

指摘があったということは、まだ甘かったからだろう。

胴造りというより、足踏みをおろそかにしていたかもしれない。

素直に反省して三本目に臨む。



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