提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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◆zqJl2dhSHw
[sage saga]
2015/11/29(日) 23:22:10.98 ID:Zan650g40
北上「はいはい、それでいいですよー。教育でもなんでもなく、予定通り夜戦をしてきますよ。ついでに旗艦の練度を上げてくるからさ。ほら、駆逐艦。アンタたちは入渠して補給して遠征の準備をしなさいな」
響「……司令官。さすがにあんまりじゃないかな」
雷「そうよ! 普段から北上さんに頼りっぱなしなんだから、もっとちゃんとしてよね」
暁「レディに対する態度じゃないわ!」
すぐさま抗議の声を上げた。上官に対する反抗とも取られかねないが、そんなことはどうでも良かった。
北上「止めてよね。別にアンタたちがどうこう言う必要はないから。条件付きだったけど、提督は本気だった。それ以上はどうしようもないよ。お上にゃ逆らえないからねぇ」
諦観せざるを得ない。いままでずっとそうだったのだ。この制限は簡単に変えられるようなものではなかった。
提督「おい、そっちでまとめるな! 最後まで聞いてくれ。まったく、誰の教育だ? なんでお前らは最後まで聞かずに泣きそうになるんだ。……長門よ、なぜそんな顔で俺を見る?」
長門は苦笑いせざるを得なかった。誰の教育かは一目瞭然だったからだ。
提督「まあいい、話を続ける。雷巡を教官に使うなという言葉こそ俺が引き出したかったものだったのだ! 雷巡を使わざるを得ないほど艦娘が足りていない、どんなに弱くてもいいから巡洋艦の艦娘を着任させて欲しいと烈火の如く訴え続けた」
北上「それで?」
提督「俺の粘り勝ちだ! 正規の手順で訴えた結果、駆逐艦並みの戦力に限って25盃目の着任が認められた。これで暁達の教育が捗る!」
北上「ふーん、よかったね。新しい教官が来るってさ」
響「たとえ新しい教官が来たとしても、北上さんに訓練を付けてもらえたことは絶対に忘れない」
北上「いいよ、忘れても」
雷「絶対忘れないから!」
北上「はいはい、ありがとね」
そっけない言葉をかけながらも、3人の頭を撫でてやる。
北上はこの小さな満足を小さな胸にしまいこんだ。
直後、声が響き、神妙な空気をいとも簡単に引き裂いた。
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