提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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◆zqJl2dhSHw
[sage saga]
2015/11/14(土) 19:25:02.36 ID:LhWGe+c60
会長「お母さん。大丈夫ですか、お母さん」
泣きながら、会長が電の元へやってきた。
応援をしていたと比べてひどく弱々しく情けない顔をしていた。
電「ふぅ」
電はため息をつき、呆れた顔になりながらも暖かく応えた。
電「電はとても強いですから、このくらいへっちゃらなのです。坊はいつまでたっても泣き虫さんです」
子をあやすように会長の頭を撫でてやる。
電「それよりちゃんと演習を見てましたか? 電は坊達が安心して暮らせるように頑張っているのですよ?」
会長「はい、ちゃんと見てました。瞬きもせずに、僕はちゃんと見ていたのです」
電「そう、電の前では格好を付けずに普通に話せばいいのです。けれど、瞬きはちゃんとしてくださいね」
会長「はい。はいなのです」
電は会長が落ち着くまで頭を撫で、話しかけてやる。
電「そろそろ演習を終了させないといけません。また時間を作ってお話しましょう。いつでも鎮守府に遊びに来るのです」
会長「はい。ありがとう、お母さん」
目をこすり、深呼吸していつもの調子に戻る。
そして組員に向けて号を発した。
会長「皆! これが我が君だ、我らの守護者達だ!」
伝説は真実だった。
提督が連れてきた艦娘が、その日の内に近海を解放したという伝説だ。
会長が電を語る時、皆は話半分に聞くようにしている。
実際に闘っている姿を見たことはなく、遠征任務をする艦娘だと思っていたからだ。
鎮守府前海域の解放は、比叡や日向によるものだと判断していた。
それは間違いであったと、今日、完全に理解する。
会長「今晩の慰労会の準備に移れ!」
ヨーソローの応答とともに速やかに撤退を始める。
組員は提督へ挨拶を済ませ、保護者たちは子供達の相手をしてくれていた長門に礼を述べた。
子供達は満足気な顔になり、長門はそれ以上に満足していた。
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