提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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159: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2015/11/01(日) 22:59:13.99 ID:/77XVT0Q0
提督「油断したな! よーしよしよしよしよし。いい子だ響、よく頑張った!」

響「はわわわわ」

提督「お前は暁型のお姉さんだからな。たまにはしっかりと子供扱いをしてやろう。仲間を置いて歩を進めるのは辛かったろう、単独で長門に対峙するのは怖かったろう。よくよく耐えたな!」

響「あり、ありがとう。はわわ」

提督「高角砲だったとはいえ、長門の砲撃は命中していただろう。なんで昼戦で中破にもならなかったんだ? 響の装甲はオリハルコンか何かでできているのか?」

響「ふ、不死鳥と言う通名もあるくらいだからね」

提督「説明不足だよっ! 恐怖で足が竦むところを奮起していたからだな。耐久力じゃなくて、回避で勝負したのがよかったな! これはお前の意思の強さと言っていいだろう。よしよし」

響「さすがにこれは恥ずかしいな」

提督「頑張ったら褒められるということだ。遠征帰りでもこんなんだったろう?」

響「言われてみればそうだね。どうもありがとう。今度こそ雷のところへ行ってあげて」

提督「うむ」

暁型三番艦へ向き直る。

提督「雷ぃ、講評だ!」

雷「はい! 司令官。雷はもう泣いてなんかいないわ」

提督「殊勝な心掛けだが、まずは初撃を回避せんかぁっ! 出撃したいと言い出したのはお前だろう。駆逐艦の薄い装甲では耐久戦はできないんだ!」

雷「はい。うぅ、……ぐすっ。りょうがいでず」

提督「つぎは夜戦だ! 怯え縮こまっていたのに、よく缶を温め直したな! なぜ戦意を取り戻せたんだ?」

雷「えぐっ……え? え〜と、暁と響が必死に闘ってたから、雷もなんとかしようとして……」

提督「そうだ! そうやって足りなくともなんとか絞りだそうとする心意気こそ大和魂だ! よくやった、雷!」

雷「うん? ありがとう、司令官! もーっと私に頼っていいのよ?」

提督「おうとも、頼りにしている。あとは戦闘技術の評価だ。酸素魚雷でバブルパルス攻撃とか、いったいどういう発想だよ!」

雷「北上さんに言われたの、『最終手段として長門さんの下の方に魚雷を走らせるんだよ〜。爆破のタイミングは電が合わせてね』って」

提督「……やはり北上か」

雷「けどその雷撃しか攻撃できなかったわ」

提督「それでいい。闇雲に主砲を打つよりもよほどお前の成長につながったよ。いい子だ、雷! よくできた。 ひゃっほーう!」

雷「あははは、目が回るわよ。ちょっと、本当に目が回るから。電、見てないで司令官を止めてよね!」

提督「これくらいにしておこう。当然、雷も花マルだ! 次は電だな」

電「はいなのです」

提督「その前に、あっちの対応を頼む」



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