提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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149: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2015/10/25(日) 17:43:17.76 ID:OgAyCE7K0
――司会実況――

青葉「……青葉、あんな動き見たことがありません。那珂ちゃん、解説お願いします」

那珂「本当に驚きました。思わず私も参戦してしまいそうになるくらい……」

青葉「あのぉ、那珂ちゃん? 解説をおねがいします」

那珂「はっ!? 艦隊のアイドル那珂ちゃんだよ〜☆ まず、長門さんから説明するね」

青葉「響ちゃんの雷撃を受けたあと、なぜ電ちゃんの雷撃まで受けてしまったのでしょうか」

那珂「これは継戦力を確保するためだよ。もし、昼戦だけで勝敗判定をするならあんなことはしないよ。被害が単純増加しちゃうからね」

青葉「なるほど」

那珂「まだ夜戦が残っているからね。左舷側に傾斜したままだと速力はともかく回避が難しくなっちゃうんだ」

青葉「確かに。取舵※1はとれても、面舵はとれないです」 ※1:左折

那珂「でしょ? だから両舷のバランスを合わせるためにあえて右舷側にも雷撃を受けたんだよ」

青葉「ですが、注水弁を開けばいいのでは? わざわざ艦体に穴を開けてまで傾斜復元する利点がわかりません」

那珂「演習ならそうだよね、夜戦への移行は若干の準備時間を設けるから。けど実戦は違うんだよ、雷撃のあとにまた雷撃があったり、航空戦力だって控えているかもれない。間に合うかどうか、これが運命の5分になっちゃうかもしれないよ」

青葉「長門さんはそこまで考えて」

那珂「第六の皆の中で実戦経験があるのは電ちゃんだけだからね。そもそも、この演習は第六駆逐隊が出撃できるようにするための準備だから、長門さんは惜しみなく全力を見せてくれているね」

青葉「そうでした。今後、青葉が片舷に魚雷を受けたら、半舷にも魚雷を受けますね!」

那珂「そんなことしたら轟沈しちゃうよぉ。皆も長門さんの真似をしちゃダメだからね。真似しなきゃいけないのは最善を尽くすために常に全力を出すこと、だよ☆」

青葉「了解です!」

那珂「次は電ちゃんの説明をするね」

青葉「あれは訓練にない動きでした」

那珂「青葉ちゃんは皇国海軍防衛マニュアルを全部読んだかな?」

青葉「……いえ、全部は」

那珂「大丈夫、大丈夫☆ 提督が把握していたら大丈夫だから。那珂ちゃんたちはあくまでも運用される兵器だからね」

青葉「きょーしゅくです」

那珂「そこに書いてあるんだ、『対異星艦隊迎撃法』ってね。実戦で使ったのは妙高さんだけだけど」

青葉「アハハハ、那珂ちゃんジョークですね」

那珂は笑顔を返した。

青葉「……え?」

那珂「さて、そろそろ夜戦突入の是非を確認しよう!」

青葉「あ、はい。現在の戦果だと長門さんが勝利で終了です。第六駆逐隊に夜戦突入の意思を確認しますね」

応答を待つ。

青葉「4人全員が夜戦突入の意思を示しました! えっ? 4人全員ですか?」

それを聞いた那珂が見たことのない笑顔になった。

那珂「これが水雷魂なんだよ☆ さあ、青葉ちゃん。はやく夜にしてね」

青葉「取り扱い説明書にしたがって……、『使う時は柏手を2つ打つんやで』成る程。はい、それでは両儀式符にて昼夜反転! 夜戦開始です!!」



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