提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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111: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2015/08/01(土) 22:54:54.45 ID:mJ7tnaRJ0
――船渠――

北上「あれ? 先客がいるんだね」

阿武隈「何言ってるんですか、もう夜だから当たり前ですよ。お休みなのにどれだけ訓練してたの?」

北上「いや〜、まぁねぇ」

北上「こんばんは〜っと」

阿武隈「龍驤さんと隼鷹さんだ」

龍驤「お〜、こんばんは。って北上、どうしたんや!? 敵襲か!?」

北上「ちょっと駆逐と訓練してたんだ〜。龍驤さん、今日頑張っちゃったから、かわりに有給休暇もらえないかな?」

龍驤「それはええけど。駆逐艦相手にそこまでなるってさすがにおかしいやろ。どんな訓練してたん?」

阿武隈「この人無茶苦茶なんですよ。単艦で第六駆逐隊の子たち相手に演習形式をして、全弾回避した上で雷撃を叩き込んじゃうし」

阿武隈「何を考えてるのか、その後の雷撃訓練で北上さんが標的役になっちゃうし」

北上「思わず工作艦になっちゃうかと思ったよ」

龍驤「冗談やってわかってるけど、滅多なことは言わんといてな」

北上「ごめんごめん」

龍驤「けど、北上が稽古つけるとはなぁ。なんかあったん?」

北上「訓練つけろ、訓練つけろ! って、しつこかったからね。面倒だから黙らせただけだよ」

いつもの飄々とした雰囲気はなく、ただ柔らかな口調でそうつぶやいた。

隼鷹「なぁ、北上さん。いっこ聞いていい?」

北上「いいよー」

隼鷹「駆逐艦の子たちとの訓練楽しかった?」

北上「そうねー。まぁ……」

北上「楽しかったかな」

いつもの彼女からは決して出ない言葉だった。

訓練も任務も、面倒がってはいるがいつもそつなくこなしていた。

練度も非常に高く、単艦で長門に打ち勝てる数少ない艦娘の1人だった。

水雷戦隊の旗艦こそ離れていたが、今なお、駆逐と軽巡から尊敬を集めている。

それでも、楽しげな表情を見せたことはなかった。

龍驤「なぁ、北上。提督に具申しとこか? 建造に力を入れれば球磨型の姉妹艦も着任できると思うよ」

北上「電とおんなじ事を言うねー。そりゃ会いたい気持ちもあるけどさ、考えてみてよ」

北上「この北上さまとほぼ同格の大井っちが来るだけで大問題だよ。ただでさえ、この鎮守府は監視対象なのに」

龍驤「……軍縮か。たしかに、着任した瞬間に発令されそうや」

北上「でしょ? そうなるのは本当にやだからね」

龍驤「そうやな」


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