とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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729: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/09/19(月) 23:55:52.25 ID:mw4mEHxs0

驚愕。そして戦慄。
明らかに人間を超越した耐久力。これが吸血鬼というものか。
聖水の雨を被ってこれなのだ。もしパチュリーの援護無しに戦っていたとしたら、結果はどうなっていたのだろうか。
おそらくここまで有利に決着がつくことはなかっただろう。
嘗て経験した命を捨てるような戦い。それを再び繰り返すことになっていたかもしれない。



レミリア「まだ、だ……! まだ、終わって、ない……!」

上条「……いや、もう終わりだよ、レミリア。 お前は戦えない」



雨が降りしきる中、当麻は自分でも驚くほど平坦な声でそう断じた。
全身が泥水に塗れ、地べたを這いつくばっている彼女。
こちらを睨んでいるように見えるが、その眼は焦点が合っていない。
未だに気迫があるようにも思えるが、それは只の強がりにすぎない。
ズタボロになった少女に更に追い打ちをかける気には、彼は到底なれなかった。


しかし、レミリアは当麻の言葉を断じて認めようとはしない。




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