とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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236: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/08/24(月) 00:18:42.26 ID:KRW/N0gR0

フラン(あ〜……どうしよ)



街の中を一人で歩きながら、フランドールは一人頭の中で悶絶していた。


姉の追及を振り切るように家を飛び出してから数十分。
目的地も定めずに無我夢中で走り回った結果、彼女はいつの間にか街のど真ん中にいた。
周囲には授業や仕事帰りの人、そして夕飯の材料を買い求めている人でごった返している。
誰も彼もフランドールのことを眼に止めることはなく、追い立てられるように足早に歩いていた。


その光景を見て彼女は急激に孤独感じることになったが、この事態を引き起こしたのは彼女自身。
責めるべきは他者ではなく、姉から逃げ出した自分本人であることは疑いようもない。
しかし『自省』などという大人な判断が出来ない彼女には、レミリアに対してぶつくさと不平不満をぶつけることしか出来なかった。


そんな子供な行為暫くしていたフランドールではあるが、やがてその『不満』は次第に『焦り』へと変化してくる。
姉に対して粗暴な口利きをしてしまったという事実。それによる後悔が首を擡げてきたのである。




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