とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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166: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/07/13(月) 00:20:35.17 ID:Of7k0Iw+0

フラン「さて、と」



目の前に聳え立つのは、一戸建てのマンション。その建物こそがフランドールの自宅である。
総階数15階。壁面の色は純白であり、太陽に照らされている姿は目が眩むほど眩しい。
フランドールはその光に目を焼かれないよう、視線を地に落としたまま建物の中に入って行った。


中に入ると、1階のエントランスの奥には3台のエレベーターが備え付けられているのが見える。
その機械の箱こそが、地上と学生達の部屋を結ぶ唯一の道だ。


このマンションには階段が存在しない。
避難用のものは存在するが、無論普段は鍵がかかっており、学生が利用するのはこのエレベーターだけである。
何故そのような構造になっているのか。災害等の緊急時を考えれば、階段はあった方がいいはずだ。


そんな当たり前の常識を逸脱した建物になってしまっている理由。
その答えは単純、この建物を設計した人物の常識がずれていたからである。
実はこのマンションのエレベーター、夜の9時を過ぎると『ある仕掛け』が作動する。
その仕掛けとは、『次の日の朝までエレベーターが完全に停止する』というものだ。
簡単に言ってしまえば、『門限』のようなものである。




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