とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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133: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/06/22(月) 00:14:58.25 ID:T93YvcF00

レミリアとフランドールがこの学園都市にやって来たのは、今から大体10年前のことだ。


何故こんなイギリスから遠く離れた場所に来ることになったのかと言えば、
それは父親から突然極東の島国へ留学するように言い渡されたからである。
その留学の話は突如降って湧いたものであり、話を聞いた二人は当然の如く大いに驚いた。
何せ唯の一度すらも相談されずに、父親の独断で決められてしまっていたのだ。
更にはその時点で出立の日が明後日に迫っており、殊更二人を驚愕させた。


『何故留学しなければならないのか』。『どうしてこんなに急なのか』。
未だ幼かったフランドールはただ驚くだけで終わったのだが、姉のレミリアは直ぐに疑問を父親に投げかけた。
当然父親もそれを予想しており、レミリアに対してその理由を口にしたらしい。
『らしい』という曖昧な表現なのは、フランドールはその内容を全く知らないからである。
何故知らないのかと言えば、聞く前に父親の命を受けた執事の手で部屋を連れ出されてしまったからだ。
故に、父親の意図を知るのはその場にいた姉と母親だけである。




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