とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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120: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/06/15(月) 00:31:29.70 ID:Bc8AiHO00

土御門「……」



土御門はその声に一瞬身を固くするが、すぐさま平静を整える。
予期せぬ部外者の乱入は想定外のことではあるが、それで冷静さを失うようなことは無い。
何故ならば、この問題は自分達の任務には大きな支障を及ぼさないからだ。


彼に右手には、麻酔弾が込められた拳銃が未だに握られている。そして相手側にはこちらの顔が見えていない。
つまり麻酔弾を使って眠らせてしまえば、こちらの素性を知られることはないのだ。
暫くは『金髪のアロハシャツを着た男』の捜索が『警備員』や『風紀委員』の手で進められるだろうが、
似たような格好をした人間はこの街にいくらでもいる。
ましてやここは、住民の9割近くが日本国外からやって来た人間で占められているのだ。
先にそちらの方に捜査の目が向くことは想像に難くない。
生粋の日本人である彼の下にまで捜査の手が伸びることは、殊更に考えにくいと言える。


しかし――――




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