とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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100: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/06/08(月) 00:20:14.65 ID:YQoKBJAj0

そんな危険人物が今にも目の前に現れるかもしれないと言うこの状況。


大半の人間はパニックに陥るだろう。
辛うじてそうならなかった人も、心臓が早鐘のように鳴り響くはずだ。
フランドールの場合もその例に漏れることなく、緊張のために口の中が乾き、全身に冷や汗をかいている状態だった。



フラン(どうしよう。 このままここにいて、変な奴が入ってきたら逃げられない)

フラン(でも、移動したら鉢合わせになるかもしれないし……)



ダイニングキッチンと廊下を出入りする扉は1箇所しかない。
そしてフランドールが今いる場所は、その扉の正面に位置する台所の影である。
つまり、不審者が部屋の出入り口の前で陣取った場合、逃げようとするフランドールの姿を見過ごすことはない。


この部屋に残るとほぼ確実に袋の鼠なる。
『ほぼ』と付けたのは、彼女の能力を使えば壁に穴を開けて逃げ出すことが出来るからであるが、
それはあくまでも最終手段であり、彼女としては出来る限り使いたくない。
その手を使わずに袋の鼠を回避するためには、今すぐにでも部屋を出て何処かに移動した方が良いことになる。




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