192:ずいずい ◆9eWjFae4dI[saga]
2015/10/03(土) 22:26:36.45 ID:G0wWZCfOO
コンコン コンコン
大将「誰だ?」
提督「横須賀鎮守府を預かっております提督と、秘書艦の瑞鶴です」
大将「お前か。入りなさい」
提督「はっ。失礼します」
カチャッ パタン
提督「お待たせしてしまい大変申し訳ありません」
大将「よい。お前には酷な任務を頼んでしまったからな。ご苦労だった」
提督「いえ、私には勿体無きお言葉です」
大将「謙遜ばかりしていると嫌味になってしまう。その悪い癖は直した方がいい」
提督「はっ!」
大将「まあ座るが良い」
提督「では、御言葉に甘えて……」スッ
瑞鶴「ぁ……失礼します」スッ
元帥「その娘は……確か初めてだったな」
提督「最近新たに建造した翔鶴型航空母艦二番艦の瑞鶴です」
元帥「前回迄は瑞鳳を秘書艦として同伴させていたが、何故変えた?」
提督「これ迄は瑞鳳を秘書艦として同伴させておりましたが、正直申し上げますと私と瑞鳳が鎮守府不在の間は、鎮守府の機能は大幅に低下しておりました」
元帥「そうだったな」
提督「しかし、瑞鶴を秘書艦として登用することによって瑞鳳を鎮守府に残す事が可能となりました」
提督「もしも私が不在の間に鎮守府に何かしらの危機が訪れても、鎮守府の内情を最も把握している彼女ならば私と同等の指揮が取れ、臨機応変に問題へ対処出来る様になります」
元帥「ふむ」
提督「そして瑞鶴自身に関してですが、瑞鶴には瑞鳳と同等以上の性能を発揮する事が出来ます。これが初めての任務という事もあり、礼儀作法等は些か瑞鳳には劣るものの、何度もこの様な場を経験すればそれも様になるでしょう」
元帥「彼女を同伴させる事にはメリットがある為変更したのだな?」
提督「はい」
元帥「うむ。了解した」
提督「はっ!」
元帥「では、全員揃った事だ。今回の任務に関する横須賀の中将からの報告を聞こうではないか」
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