【艦これ】まるゆ「隊長が鎮守府に着任しました」
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90: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2015/08/18(火) 23:04:26.15 ID:3PYHlzHB0
「いいか? もう一度確認するぞ。まず、まるゆ」
「はい隊長、まるゆは旗艦として艦隊の指揮、もとい進撃か撤退の判断をします」
「イムヤ」
「まるゆのサポートと雷撃の発射合図、でしょ?」
「ゴーヤ」
「隠れる場所を探すのはゴーヤにお任せでち」
「ハチ」
「状況に応じた作戦の立案、優先標的の確認、です」
「イク」
「索敵はイクに任せるのね」
「シオイ」
「後ろを警戒すればいいんだよね? 大丈夫です!」
「よし、後は各自それぞれに自分の出来ることをしろ。無理だけはするな、作戦会議は以上だ」
「お疲れ様です、隊長」
「ねぇ司令官、あのずっと工廠に居る明石さんって艦娘、大丈夫なの?」
「どういう意味だ、イムヤ」
「いつ行ってもイク達の魚雷を点検してるのね」
「気になるんだろ、お前達の修理が主な仕事だが、艦装の点検もその延長にあると言えなくもない」
「本当にそれだけ、かしら……」
「段ボールもらいに行ったら凄い顔でにらまれたでち……」
「ふむ……シオイはどうだ?」
「うーん、まだ会ったばっかだしあんまり話したこと無いから分かんないなー」
「シオイの言う通り、俺もまだ会ったばかりで明石については良く分からん。分からんからと言ってそれを理由に今みたいに本人が居ないところでアレコレ話すべきじゃない。気になるなら直接聞いてみろ」
「じゃあ司令官聞いてきて」
「提督、お願いなのね」
「てーとくにお任せするね」
「右に同じく」
「……一応これも提督の役目、ではあるか」
「隊長、まるゆも付き添いますから」
「あっ、私も私も!」
「あぁ、頼む」
まるゆとシオイを連れ、提督は工廠へ向かう。
初めての大きな作戦を控える非常に大事な時期、彼女達の後顧の憂いを断つのも、大事な彼の務めだった。
――作戦難易度甲、“多少”性格に難ありの艦娘とコミュニケーションを図る。
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