男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」
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613:名無しNIPPER[saga]
2015/12/14(月) 06:51:54.91 ID:hls+ZXfAo
男「おい、さっさと小巻ちゃんを起こせ」
松平「うるさい」
男(松平は膝枕を続けながら冷たい声で一言だけ言い放った)
男「起こせよ。これからの事を話さないといけないだろ」
松平「小巻はそなたの判断のせいで頭を打っておる。無理に起こすのは危険じゃ。わらわが治療の魔法をかけ続けて自然に起きるのを待つ」
男「俺のせいじゃない。小巻ちゃんがやられたのは小巻ちゃんがよわっちいせいだ。別に俺をかばったわけじゃないしな」
松平「……今そなたと話しているとわらわも冷静ではおれぬ。少し黙っておれ、でないとわらわはそなたを……」
男「なんだ、俺とやりあうつもりか? 杏子ちゃんを倒した俺に勝てると思うのか」
松平「……ふぅ……」
松平「とんでもないのと関わってしまったのう、小巻……」
男(観念したのか、松平は小巻ちゃんの顔をぺちぺちと軽く叩きはじめた)
小巻「ん……はっ!」
ガバッ
小巻「松平! 佐倉は!?」
男(目を覚ますなり身を起こして周囲を見まわす小巻ちゃん。その視界に床にうつ伏せて倒れる杏子ちゃんが捉えられる)
小巻「……倒したの? 血が出てるけど、まさか死んでるんじゃないでしょうね」
松平「……」
小巻「って松平! アンタすごい怪我してるじゃない!」
小巻「傷口は塞いであるの!? すぐに治療を……っとその前に、佐倉のソウルジェムを没収しないと!」
男「その必要はない」
小巻「何、もう取り上げたの? それじゃあ……」
男「杏子ちゃんは俺がぶっ殺した。もう動くことはない」
小巻「……は?」
松平「すまぬ小巻! わらわが不甲斐無いせいじゃ! この件はわらわが責任を取る、だから小巻はもう手を引くのじゃ!」
男「おいおい、そうはいかないぜ? 小巻ちゃんは立派な当事者だ。ここで降りるっていうなら俺が警察に証言してやるよ」
小巻「……」
松平「小僧……!!」
小巻「ちょっと待って」
男(そう言って小巻ちゃんは杏子ちゃんの死体に近づくと、手をとって脈を確認し始めた)
小巻「……本当に死んでる」
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