男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」
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433:名無しNIPPER[saga]
2015/06/14(日) 20:29:30.36 ID:jkinblFFo
小巻「ちょっと!? そんな物持ち歩かないでよ! 見つかったら捕まるでしょ!」
ちき「だから剣道部のセットも込みで用意したのじゃ。剣道部の学生が怪しいからと職質する警官はおらぬじゃろ?」
小巻「だからって……」
男「これを取りに行くためにさっき一回別れたのか?」
ちき「うむ。わらわの家に代々伝わる名刀じゃぞ。心して扱え」
男「ほう……」
男(俺は袋から鞘に納まったままの刀を取り出した。ずしりとした感触がこれが本物の刀である事を俺に思い知らせる……)
ちき「あ」
男「ん?」
ちき「ちょっと貸すのじゃ」パシッ
男「お、おう」
小巻「……!」
ちき「……」キュッキュッキュッ
ちき「……」ペタペタ
ちき「持ち主の親戚の名前が書いてあったのでな。不恰好じゃから油性ペンで消してシールを貼っておいたぞえ」
男「そうか、別に気にしないけどな」
ちき「さて、わらわを小巻が守ってくれるそうじゃから、わらわだけでは攻めきれぬ時には小僧に頑張って貰うしかないのう」
男「えっ!? 俺がこれで戦うの!?」
ちき「当たり前じゃろ? まさか自分だけ見物しておるつもりだったのではあるまいな」
男「いや、二人も魔法少女がいるんだから余裕だと思って……」
ちき「そもそもそちが言い始めた事じゃからな、やれる事はやってもらわねばわらわとしては納得しかねる」
男「うーむ……」スラッ
男(俺は試しに刀を鞘から抜いてみた)
男「ほう、よく斬れそうな刀だな」
ちき「当然じゃ。しかしそれだけではないぞ。それは時の権力者が名工達に作らせた『魔法少女や魔女を斬るための刀』じゃ」
男「何? 普通の刀とどう違うんだ!?」
ちき「魔女が斬れるし魔法少女が普通の刀よりもよく斬れる。包丁で食材を切るかのようにの」
ちき「そしてさらに凄いのは、魔法の武器と打ち合っても折れぬし欠けもせぬ事じゃ。ただの人間が魔法少女に対抗するための数少ない手段というわけじゃな」
男「す、すげえ! 試し切りしていいか?」
ちき「駄目じゃ。小僧は承諾したらわらわに斬りかかってきそうじゃ」
男「しねえよそんな事」
ちき「じゃあよいぞ」
1.松平に斬りかかる
2.小巻ちゃんに斬りかかる
3.通行人に斬りかかる
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