男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」
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409:名無しNIPPER[saga]
2015/06/13(土) 22:57:47.31 ID:l/R0bvLIo
小巻「……やるわよ。魔法を私利私欲のために使う奴らを野放しにしてたら、次に被害に遭うのは私の周りの人間かもしれない」

小巻「そうなってから後悔するような事だけは絶対に嫌。だから私は絶対に戦うし、あいつらを止める事だけが今の私の目標」

小巻「でも……そのためには、あんたにも……」

ちき「ああ、よい。頭など下げる必要はない」

ちき「小巻の頼みをわらわが聞かぬはずがなかろう。わらわの全霊を以って小巻を勝たせてくれようぞ」

小巻「……そう。ありがとう」

ちき「礼を言うのはこちらの方じゃ」

小巻「?」

ちき「よくぞわらわを頼ってくれたのう。相談してくれてありがとう。おかげでわらわは小巻の事を助ける事が出来るぞえ」

小巻「……美国も何考えてるかわからない奴だったけど、あんたもやっぱり変な奴」

ちき「ほほほ……」

男「どうやら話はまとまったようだな? じゃあ早速悪い魔法少女達をぶっ殺しに出かけるぞ」

ちき「待て。その前に基本的な戦法を考えねばならぬ」

男「戦法など不要だ。三人で一人ずつボコボコにして二度と立てないように足の腱を切断するだけだ」

小巻「ちょっと! そこまでやるつもりはないわよ!」

ちき「それで毎度上手くいくわけが……というよりエグい事を考えるのう。普段からやってるのかのう……」

男「でも実際戦法って言われてもな。俺、小巻ちゃんがどんな魔法使えるか知らないし。だからさっき聞いたのに教えてくれないんだから困ったもんだよな」

小巻「それはあんたの態度に問題があるからでしょ。段階と順序を守りなさいよバカ」

ちき「まあ、小巻の魔法なら大体は知っておるが……わらわから説明するかの?」

小巻「いい、自分でする。といっても実際に見てもらわないとわかりにくいし、ここだと流石に目立つから場所を移動しましょ」

男「そうだな。それじゃあ見滝原をこの街を繋ぐ大橋の下にでも移動するか」

小巻「ま、あそこなら近いし広いし、人もいないから妥当なところね」

男「よし、じゃあ松平伝票頼む」

ちき「うむ。わらわは金は持ち歩かぬ主義じゃ」

男「そうか、皿洗い頑張れよ」

ちき「注文したのは小僧じゃから小僧が払えばよかろう」

男「なんだと? 殴るぞ!!」

小巻「あーもうこんな事で喧嘩するんじゃないわよ! 松平、私が立て替えておくから明日返しなさいよ!」

ちき「しょうがないのう……男の癖に、この甲斐性なしめ」


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