男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」
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204:名無しNIPPER[saga]
2015/05/04(月) 20:26:22.95 ID:4o5NBFy3o
男(悲しみに打ちひしがれた俺にはもう今までの事を脳内から無かったことにするしか道が残されていなかった……)
男(俺はさっきまでの出来事をすべて脳内から消し去り、幼少時代の俺に戻った)
男「……」
キリカ「はぁ、はぁ……」
織莉子「大丈夫キリカ? よかった、落ち着いたみたい……」
男「織莉子ちゃん!!」
織莉子「……な、何……?」
男(戸惑いを感じさせる声で織莉子ちゃんが答える。どうしてそんな怯えるような目をするんだ……)
男「織莉子ちゃんを金儲けの道具にする誘拐犯は俺がやっつけてやったぞ!!」
男「そうだ、俺は織莉子ちゃんと遊んでいる時に突然現れた犯罪者から織莉子ちゃんを守ったんだ! さあ、また一緒に遊ぼう!」
織莉子「……」
男「? もう織莉子ちゃんに悪さする奴はいないんだぞ。早く遊ぼう」
織莉子「どういうつもりなの……? 今度はそうやってふざけて、一体何を企んでいるの……」
男「えっ? どうしたんだ織莉子ちゃん」
織莉子「キリカは私の大切な人よ。そのキリカを傷つけた貴方を私は許す事が出来ない……」
男「えっ!? その女って織莉子ちゃんの友達だったのか!」
男「そっか、ごめんなあ……俺、てっきり織莉子ちゃんを誘拐した奴の仲間だと思って……」
織莉子「……」
男「でも殺してないから別にいいだろ?」
織莉子「貴方は……!」
男「な、なんだよ。怒らないでくれよ……謝るから許してくれよ! えっと、……キリカちゃんっていうのか? ごめんな?」
キリカ「……」キッ
男「なんだよ! 睨むなよ!! 殺すぞ!!!」バッ
織莉子「男!!」
男「うっ……」
男(織莉子ちゃんに凄まれた俺は振り上げた手をゆっくりと降ろした)
男「織莉子ちゃんが怒るからやめるけどな! お前あんまり調子乗るなよ!」
キリカ「……調子に乗ってるのはそっちだ」
男「なんだと!!」
織莉子「……キリカ。彼を刺激するような事は言わないで、お願いだから……」
キリカ「……」
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