主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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72:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2015/01/26(月) 23:34:49.70 ID:qvGSNhSYO
プスプス、ガラガラ
辺り一帯に様々な物が焼け焦げた臭いが充満している。
周囲に私達以外の動くモノは無い…。
商店跡を詰めていた先方は驚くほど呆気なく撤退していった。
後輩女「ここか…」
商店跡裏手の路地に開いたマンホールを見つける。
中を覗くと対電波防護シートが貼り込まれているのが確認できる。
後輩女「主査、取れますか?商店跡は機能消失。残存人員無しです」
……?返事が無い。
何か起きたんだろうか?
まぁ暫く待って様子を見よう。
後輩女「本位置の定点業務に移行する、さっきの位置に戻るよ」クルッ、スタスタ
新人男「…んも感じ…のかよ」
後輩女「ん?なに?」ピタ
新人男「…何も感じないのかよ!これだけ社員が一方的にやられて!」
後輩女「……悔しいわよ、自分のせいだとも思うわよ。だから何?」
新人男「だったら…」
後輩女「悔しがって、悲しい顔してれば仕事が進むの?それならいくらでもするわ」
後輩女「我々のやれることは業務を進めること。報いいるにはそれ以外無いわ」ザッザッ
若いな…。でも感情を出すこともできるのね。
ちょっとだけ安心した。
後輩女「行くわよ」
今できることはこっちのルートを進展させないこと。
私ができることを、業務を全力で全うしよう。
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