主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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70:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2015/01/26(月) 22:56:13.53 ID:qvGSNhSYO

ーー 住宅街 中層アパート屋上 後輩女 ーー

突発進捗に会い相当数の退職、労災が発生しているようだ。


端末『新人女:気を失ってるだけっス!助けるっス』

モブAさんが被災したみたいだ…他のみんなも無理せず無事でいて欲しい。


端末『先方の接近を確認。タスク設定します』

こっちはこっちでリサーチ班がちょこちょこ現れる。

カシン、パシュ


これでもう8人目。
無駄だと分かっているだろうに闇雲に投入して来る。


後輩女「新人男、周囲確認しっかりね。光学でシツコク確認して」チラッ

新人男「…はい」ボソ


探査が機能してない陽も暮れて直接目視もできない。
滞空センサーと暗視装置だけが頼りの厳しい状況。

気を抜けばあっという間に崩される。


後輩女「ん?」ジー

後輩女「あそこら辺なにか動いた気がする…
重点的に確認してちょうだい」ユビサシ

新人男「…はい」ボソ



端末『先輩男:モブDー。確かジャベリンあったろ?
端末『主任男:ありったけC4持ってこーい』

…何かあっちは物騒な会話が飛び交っている。



そこから暫くの間、定常業務が続いた。
退職者は出なくなったが労災はそこそこ多い。

辛うじて状況は安定したと言って良いだろう。


後は計画を再構築して、リスケを…

カッ!ドーン!スズーン


西の方が一瞬光り爆音が鳴り響いた。

新人男「ウソだろ…」ホケー


端末の暗視装置でチラッと西の方を確認する。

給油施設跡の向こうにあった建物が丸々消えていたように見えたけど…。


端末『主任男:よーし、道向こうは消滅したし瓦礫で北からも防げる。建て直すよー』


新人男「無茶苦茶だな…」ボソ

班内内線を聞きながら新人男が立ち尽くしている。


後輩女「新人男、ぼっとしてないで警戒に戻って」



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