184: ◆yyODYISLaQDh[saga]
2015/10/28(水) 20:47:59.93 ID:DQnmIat7O
今日この時間にこの駅前にいるのは、説明しようと思えば簡単だ。
単に、光との約束を果たすためである。
強引、というより一方的に取り付けられてしまった約束だが、連絡手段がないので断ることもできないし、できれば助けてやりたいという気持ちは本物だった。
だからわざわざ髪もスプレーで黒く染めてきたのだ。
しかしそれを言えば、雪姫の追求は免れないだろう。
185: ◆yyODYISLaQDh[saga]
2015/10/28(水) 20:48:43.52 ID:DQnmIat7O
特に、女という生き物はそういうことに長けている。
案の定、雪姫は厭らしい笑顔をジュウに向けていた。
「いけないんだー、女の子と一緒にいるときに他の女のコト考えたりして」
186: ◆yyODYISLaQDh[saga]
2015/10/28(水) 20:55:34.45 ID:DQnmIat7O
何がそんなに可笑しいのか、とジュウはイラつくが、口を開く前に自分の短絡さを呪った。
「雨、では、ないのね?」
187: ◆yyODYISLaQDh[saga]
2015/10/28(水) 20:56:15.57 ID:DQnmIat7O
えー、と抗議の声を発する雪姫を適当にあしらいつつ、ジュウはそろそろ雪姫から逃げ出したくなってきていた。
そもそも光とは偽デートの名目でここに待ち合わせているのであって、その目的は諦めの悪い同級生にそれを見せつけることにある。
もしもそいつがここに来ていて、今までの雪姫とのやり取りを見られていたとすれば、そいつからすればジュウは二股最低野郎に見えなくもない。
そうなってしまえば光の計画は完全に逆効果なわけで、そろそろ待ち合わせの時間でもあるし、雪姫には帰ってもらわなければならない。
188: ◆yyODYISLaQDh[saga]
2015/10/28(水) 21:04:27.05 ID:DQnmIat7O
番外【斬島雪姫01】
日曜日、雨も円も急用ができたとかで暇になった。
ので、駅前を適当にぶらついていると、自販機の陰に隠れている光ちゃんを発見。
何してんだろあの娘、なんかいつもより可愛い格好してるし。
189: ◆yyODYISLaQDh[saga]
2015/10/28(水) 21:05:35.99 ID:DQnmIat7O
少ないですが今日はここまで
PCの方が捗ることに気づいたので、今後は
190: ◆yyODYISLaQDh[saga]
2015/10/28(水) 21:07:31.64 ID:DQnmIat7O
↑ミス
長らくお待たせして&少なくて申し訳ないですが今日はここまで。
PCの方が捗ることに気づいたので、今後はPCで投下することが多くなるかもしれません。
191:名無しNIPPER[sage]
2015/10/28(水) 21:14:51.76 ID:6MrY4SIZO
乙、待ってたよ…!
このままエターならずに書き綴ってほしいぜ!
192:名無しNIPPER[sage]
2015/10/28(水) 21:27:31.79 ID:h+OMFJcvo
おつおつ
193:名無しNIPPER[sage]
2015/10/28(水) 22:15:14.81 ID:jbHg8LmhO
乙です
194:名無しNIPPER[sage]
2015/10/28(水) 23:47:36.53 ID:Nztd29bXo
おつ!
エタらないで頑張ってください!
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